← 三十六歳のバツイチ、公衆便所の度胸

第3章ふたつ目の公衆便所、その音に彼女はぞくりとした

行者 · 2760文字 · 日本語

ふたつ目の公衆便所はもっと大きく、そこまで空っぽでもなかった。半分脱いだところで、隣から見知らぬ男の用を足す音が聞こえてきた——彼女はぞくりとし、全身の血が下へと押し寄せた。彼は壁の向こうにいて、何も知らない。彼女の手は、止まらなくなった。

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